2015梅酒づくりのトレンド

酒飲み1000人に聞く「酒飲みのミカタ」。今回のテーマは「果実酒づくり」です。老若男女を問わずに人気の高い梅酒。近年は新製品も続々と登場して話題を集めていますが、もともとは家庭でつくるものが中心でした。母親や祖母がつくる梅酒の梅玉を子供の頃に食べたという思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
梅酒づくりに欠かせない青梅が購入できるのはほぼ6月だけなので、この時期の酒売り場は梅酒づくりのための35%焼酎でにぎわいます。
さて酒飲みのみなさんはどんな気持ちで果実酒をつくっているのでしょうか(回答者は『さけ通信』の読者モニターで「ほとんど毎日酒を飲む」という方が7割以上の酒のヘビーユーザーかつ酒への関心の高い方です)。

果実酒をつくったことがある人は65%
まずはじめに、果実酒づくりの経験を聞いてみました。酒のヘビーユーザーが必ずしも梅酒をつくるというわけでもないのですが、回答者の65%は経験ありと答えていました。またつくったことのある人の内約半分は去年か一昨年にもつくったと答えていました(図表)。

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次につくったことのある人(116人)全員にどのような果実酒をつくっているかを聞いてみました。最も多かったのは「シンプルな梅酒」で80%の人が経験していました。一方でベースの酒でアレンジした方も同じ程度いました。「ラムやブランデーなど焼酎以外の酒でつくった」38%、「梅以外の果実を使った」も34%です。市販されているものとは一味違う梅酒をつくりたいという気持ちの表れではないでしょうか(図表◆法


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果実酒づくりはホビーとして受け入れられている
さて、果実酒はいざつくるとなると容器・材料を揃え、時間をかけるという手間が発生します。単に梅酒が飲みたいのであれば買った方が断然お得です。そこで、果実酒づくりが好きだという方に、果実酒をつくる本当の理由を聞いてみました(図表)。

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すると、一番多い理由は、「つくること自体が楽しいから」の67%でした。以下、「自分好みの味の酒がつくれるから」43%、「自分がほしい果実の酒は市販していないから」17%、となりました。果実酒を飲むことよりもそのプロセス自体が目的であるという意外な結果でした。
お寄せいただいたコメントからいくつかご紹介しましょう。「漬け込む作業も楽しかったが、じっくりねかせてさらにまろやかになるのを待つのも楽しみ」(60代男性)、「はじめはホワイトリカーでつくっていましたが、4年前からウイスキーも使い始めました。『コク』があるように思います。昨年はジンとホワイトラムもつくってみました」(50代男性)、「10年以上たつと、一段と美味しくなるので我慢してためています」(60代男性)、などの意見が果実酒をつくる具体的な理由として上がっています。

フルーツブランデーの飲用経験率も1割を超えた
さて、カットしたフルーツをブランデーに短期間浸すだけで飲めるフルーツブランデーをつくる飲食店も、ここ数年でかなり増えてきました。こちらもお店独自のカラーを出せるので人気が高く、「飲んだことがありますか」と尋ねたところ飲用経験者が12%と1割を超えました(図表ぁ法

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飲食店のオリジナルドリンクとしては果実酒よりもお手軽につくれるので、これからも増えてきそうです。

■調査概要
調査時期 2015年5月14日(木)〜5月17日(日)
調査対象 酒文化研究所の酒好きモニター(N:1463)
有効回答 177(回答率12%)
調査方法 インターネットにより自記入式アンケート

2015年05月25日 14:05