花見に行きたい名所・食べたいお弁当ベスト10

東京の桜の開花発表ももう間近です。今回は花見に関連して行ってみたい名所、用意するお酒や弁当などについて伺いました。満開は月末から来月上旬でいよいよ桜前線が駆け上がっていきます。(回答者は『さけ通信』の読者モニターで「ほとんど毎日酒を飲む」という方が七割以上の酒のヘビーユーザーかつ酒への関心の高い方です)

一度は花見に行きたい「弘前公園」と「吉野山」
全国のお花見名所の中から一度は見に行ってみたい場所を選んでもらいました。第一位は「弘前公園」(青森)43%、僅差の二位が「吉野山」(奈良)40%でした。どちらも花見の名所として観光ポスターやテレビ番組でよく取り上げられるところです。有名である上に開花時期が他の場所よりも少し遅く連休前後に満開が来るというのも人気が集まったポイントかもしれません。
第三位は「醍醐寺」(京都)と「造幣局通り抜け」(大阪)と関西都市部の有名スポットが30%で並びました。醍醐と言えば豊臣秀吉が晩年に開いた花見の宴の場所としても有名ですし、大阪造幣局を現在地に建設したのは、今が旬な五代友厚です。こじつけるとこの二か所はどちらも今年のNHKのドラマにちなんだ場所になります。
第五位以下は、五稜郭公園(北海道)29%、高遠城址公園(長野)26%、千鳥ヶ淵公園(東京)24%と続きました。東京都内は桜の名所が多く6カ所エントリーしましたがトップは千鳥ヶ淵でした。

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 「唐揚げ」「焼き鳥」「おにぎり」が人気御三家
一方で、用意する食べ物では「唐揚げ」54%、「焼き鳥」50%、「おにぎり」40%が上位に並びました。唐揚げやおにぎりは、さめてもおいしいので花見に限らずお弁当の人気メニューですが、焼き鳥が二位に食い込むあたりは、花見=酒宴の関係性を強くあらわすものです。焼き鳥は、ビールにも日本酒にもよく合い飲む酒を選びません。また1割弱ほどですが、弁当を用意するだけではなく現地でバーベキューや鍋を実施するという人もいてバーベキュー人気の広がりを感じさせられました。

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プレミアムビール・クラフトビールの人気はさらに高まる
食べ物に続いては用意する酒です。ビール類を用意する人は85%、日本酒74%と他の酒類に比べると圧倒的でした。ビール類をジャンル別にみると、ふだんよく飲む発泡酒・第三のビールは低めで、プレミアムビールやクラフトビールが30%の人に選ばれていました。これはチューハイやワインを用意する人よりも多く、イベントごとのときは高級なビールという流れは今年も一段と進みそうです。
花見のときに心がけていることとしては以下のような意見があがっていました。
「彩り鮮やかなので太巻きは花見には欠かせない」(男性60代)
「食べやすくて骨やゴミなどが出にくいメニューです。スイーツも欠かせません」(女性40代)
「冷えることが多いので燗ができるバーナーをいつも準備している」(男性30代)
「花見は飲みすぎるので意識してつまみを食べて、会話をメインに楽しむようにする」(男性60代)
「夫婦でデパ地下の高級ワインと料亭弁当を用意して贅沢気分を楽しんでいる」(男性50代)
「花見は雰囲気盛り上げることが大切。乾杯と会話が楽しめれば高級なものはいらない」(男性60代)

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■調査概要
調査時期2015年3月16日(水)〜2015年3月18日(金)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1712)
有効回答115(回答率7%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査

2016年06月16日 09:50