「ファン、ボランティア、ブルワーズ(つくり手)が心から楽しめるクラフトビール・フェスティバルを」という有志によって運営される催しが、9月に東京でおこなわれた。3回目となった今回は、参加ブルワリーが6社増えて24社となり、大勢のクラフトビールファンが集まった。
(写真:入口のそばには大きなビールジョッキのバルーン。ブルワリーのサイン入りだ。)
この催しには、主催する側が来場者をおもてなしする雰囲気は皆無で、有志の献身的な働きで運営され、必要な費用は参加費でまかなうという印象が強い。試飲ビールもおつまみもすべてチケット制(入場料に10枚チケットが付く)、ボランティアがビールをサービスし、ごみを回収する。
にぎやかな試飲会場の一角では、藤原ヒロユキ氏が講師となるミニセミナーもおこなわれ、熱心に耳を傾けている。クラフトビールへの関心の高まりとともに、こうした催しが全国各地に登場する日が近いように思われた。
ブルワリーから提供された賞品が当たる抽選会では、会場全体がステージを見つめる
藤原ヒロユキ氏のビールセミナー。参加者は真剣そのもの