銀座のビルで稲刈り

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 秋晴れの10月29日、銀座にある白鶴酒造東京支社(本社:神戸市東灘区)の屋上で酒米「白鶴錦」の稲刈りがおこなわれた。屋上での酒米栽培は昨年に続いて2回目で、今年はプランターでの栽培から本格的な田圃にグレードアップ、1500株の稲から約40kgの収穫を見込んでいる。

 およそ70平方メートルの田圃は屋上緑化用の土(通常の土の3分の1の重量)6トンを運び上げ、給排水の設備をつけた本格的なもの。6月に社員とその家族、屋上緑化を推進するボランティアサークルのメンバーが田植えをし、普段は社員が管理してきた。今年は台風もなく順調に育ったが、実りはじめると屋上までやってくる3羽の雀に手を焼いたそうだ。
 収穫した米は同じビル内の醸造設備で仕込み、銀座生まれ、銀座育ちの清酒が誕生する。

2008年11月10日 17:13