●サントリー登美の丘100周年

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サントリーの登美の丘ワイナリーは、前身である登美農園から数えて、今年ぶどう作り100周年を迎えた。これを機に長期瓶熟ワイン「登美 レゼルブ スペシャル」シリーズを発売するほか、提携しているボルドーのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルロ社との技術交流を深めていくという。会見では世界レベルのワインを安定的に生み出し、国内外に広くアピールしていく構想が語られた。

写真:中央がサントリーワインインターナショナル社長 八木徹氏。右がドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト クリストフ サラン社長

それを受けて登美の丘ワイナリー所長の大川栄一氏は、同所のワインづくりをプレゼンテーション。最初に述べたのは「勘と経験と度胸でワインをつくらない」という大川所長のワイン作りのポリシー。そして地道な研究に基づいて土づくりをし、優良なぶどうの樹を選別を進めてきたこと、醸造工程での技術革新を続けていること、近年は有機栽培などの自然回帰型の農業の研究にも取り組んでいることなどを熱心に説明した。いずれも世界レベルのワインを安定的に産みだし、銘醸ワイナリーとしての名声を得るために必要なことであろう。

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「登美 レゼルブ スペシャル」など極上ワインの試飲もあった

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登美の丘ワイナリーのワイン作りは土づくり、ブドウ作りから始まる

2009年06月23日 00:23