modern malt whisky market 2009

今年で4回目となるシングルモルトウィスキーの試飲展示会「modern malt whisky market 2009」（主催：三陽物産）が9月に開催された。サントリー・ニッカウヰスキー・キリンビール・ディアジオ・ベンチャーウイスキー・ウイスクイーなどメーカー・輸入代理店９社がブースを出して商品説明と試飲をさせてくれたが、東京国際フォーラムで平日昼間の開催ということで、出勤前のバーテンダーなどプロっぽい人を中心に来場者は1200人を超えた。

写真：開場するとすぐに黒山の人だかり

試飲だけでなくセミナーも充実しており、2004年に大手のぺルノーリカールグループから独立したベンリアック蒸溜所では、来年から稀少価値のあるフロアモルティング(※大麦を床一面に敷き詰めて麦芽を作る伝統的な手法。手間がかかるため近年では数社しか実施していない。)を復活させるとか、マッカラン蒸溜所では、毎年熟成に使う樽の購入やメンテナンスで20億円！もかかっているなどふだんは聞くことのできない情報が手に入るのも楽しい。
また、さまざまな限定品のモルトや蒸留所グッズも充実しており、ウイスキー好きには見逃せないイベントとして完全に定着してきたようだ。

サントリーのブースには山崎・白洲・ボウモアなどメジャーモルトがずらり

ニッカが蒸溜所限定で販売している麦芽のスナック