カクテルアワード2009「プルシアン・ブロッサム」

091013_2.jpg
今年のナンバー1はどんなカクテルか!と毎回胸が高鳴るカクテルアワード。16回目となる今年のゲスト審査員は女優の堀北真希さん。ベテランのバーテンダーやウイスキーづくりの専門家の知見に、21歳になったばかりという堀北さんのフレッシュな感覚が加わって、絶品カクテルのなかからベストオブベストが選考された。

写真:ゲスト審査員の堀北真希さんから花束贈呈

さあ、いよいよ結果発表だ。全国から1000名を超えるバーテンダーたちがエントリーした今回のカクテル競技会。この席に居るのはわずか24名である。スクリーンに映し出された表情からは、難関をくぐり抜けた強兵たちも緊張している面持ち。
優秀賞が発表されると受賞者は喜びの表情で壇上に立ったが、最優秀賞を逃した悔しさが微かににじむ。続いて課題部門とフリー部門から最優秀賞が発表される。課題部門は「オールド・ルーキー」(製作者:安藤勝祥 京王プラザホテル)、フリー部門は「プルシアン・ブロッサム」(製作者:村上智美 Bar 鴻Kohno)だ。いずれかが2009年のカクテルアワードとなる。
「今年のカクテルアワードを発表いたします。受賞作は……『プルシアン・ブロッサム』」。歓声で後は聞き取れない。ステージに立った村上智美さんの目から喜びの涙が溢れる。インタビューに答える村上さん。「毎年応募してきたんですが、こんな賞をいただけるとは思ってもいなくて…。今まで支えてくれた皆に感謝の気持ちでいっぱいです」と胸を張る。
「プルシアン・ブロッサム」は梅のリキュール「プルシア」を主体に、「ビーフィーター(ジン)」「ヨーグリートストロベリー」「グレープフルーツジュース」を加えてシェイク、デコレーションを加えたカクテル。
受賞作が試せると聞いて、真っ先にブースに駆け寄って一杯。
甘めの口当たりだが、飲んでみると強く、それでいて後味はサラッとキレる。さすがにカクテルアワードの受賞作だ。ヨーグリートから来るのだろうか、口当たりの柔らかさやボリューム感もおもしろい。口中に漂う梅の爽やかな香りが心地よかった。

091013_1.jpg
カクテルアワード受賞作「プルシアン・ブロッサム」をつくる村上智美さん

091013_3.jpg
優秀賞、最優秀賞を受賞した4名が健闘を讃えあう

091013_4.jpg
「プルシアブロッサム」がさっそく振舞われた

091013_5.jpg
会場には「カリブ・パイナップル・ソフトマティーニ」の試飲も

2009年10月13日 00:11