史上初! TOKYOどぶろくフェスタ2010開催決定

100118_1.jpg
 「日本では昔から男女の区別なく酒を飲んできた。その酒はどぶろくだった」と、縦横無尽に論じる阿部健著『どぶろくと女―日本女性飲酒考』(新宿書房刊・酒文化研究所発行)。本書の発行を機に開催する「どぶろく」にスポットを当てる試飲パーティ「TOKYOどぶろくフェスタ2010」には、全国91のどぶろく特区の133者の生産者から、75点(75者・1者1点に限定)を超える出品が決まった。これだけの数の「どぶろく」が一堂に集うのは史上初。日本の酒文化のルーツ「どぶろく」をとことん味わうイベントは、定員100名。いますぐお申込みを。詳細は
http://www.sakebunka.co.jp/event/orgEvent/doburoku10/index.html。

写真:どぶろく生産農家さんと田んぼで酌み交わすどぶろくは楽しい

 1世紀以上にわたって禁じられていた「どぶろく」は、小泉政権下のどぶろく特区の誕生で再び日の目を見ることとなった。全国には次々と生産農家が誕生し、米づくりから酒づくりまですべて自分たちで賄う酒づくりが再開した。
けれども都会では「どぶろく」を目にすることは皆無である。飲みごろが短いこと、醗酵が続くため移動に向かないこと、販売網がないことなど、さまざまな理由があるのだが、なによりも「どぶろく」そのものが知られていない。
今回のイベントは全国から「どぶろく」を集めて、そのバラエティに富んだ味わいを体験していただくことが狙い。「おいしい」と思うものに投票し「どぶろく大賞」を選ぶコンテストも実施する。
お酒大好きを自称するあなたに、ぜひ、「どぶろくワールド」を体験していただきたい。

100118_2.jpg
『どぶろくと女』(新宿書房刊) 3800円(消費税別。好評発売中。

100118_3.jpg
どぶろくは農家が作るから、山羊だっているのだ(森ファーム:茨城県古河市)

100118_4.jpg
丹波杜氏の里「丹波篠山」もどぶろく特区。杜氏直伝のどぶろくはスッキリ爽やか。(ハイマート佐中:兵庫県篠山市)

2010年01月18日 21:40