ノンアルコールビールのビアガーデン登場

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 六本木の東京ミッドタウン。高層オフィスビルが立ち並ぶ表通りを抜けると一転、青空と緑がいっぱいの一画が広がる。そこにこの夏、期間限定(7/5〜7/16)でオープンしたのがオールフリーガーデン、ノンアルコールビールのビアガーデンだ。緑の芝生、豊かな木々に囲まれて昼間からオールフリーをグビッ。ノンアルコールだからランチでも気軽に飲める。今年の夏の新スタイルになりそう。

写真:オールフリーのCMで共演している三浦友和さんと榮倉奈々さん。二人の乾杯で開店

 ノンアルコールビール市場は絶好調。次々に新ブランドが登場している。トップブランドは今回ビアガーデンをオープンしたサントリー酒類のオールフリーだ。「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の3つのゼロが特徴だが、すっきりしたのどごしのよさはノンアルコールとは思えないおいしさ。
 ノンアルコール飲料は、これまで車を運転や妊娠や授乳期間中などでお酒が飲んではいけない人が、お酒の代わりに飲んでいた。ところが最近はお酒を飲む気分は味わいたいけれど酔いたくはないという方々が登場、ママ友ランチや子供との早い時間の晩ご飯、なかには寝酒にノンアルコールビールという方まで。あまりお酒に強くない方はアルコール摂取による体の負担が大きいのだろう、「以前は週に3〜4回は飲んでいましたが、ノンアルコールにしたら体調がいいので、最近は飲みたい時はいつもノンアルコールです」という声もある。
 「酔っぱらってなんかいられない」というのは30代の男性営業マンのSさん。英語の特訓中で帰宅後、ノンアルコールビールで晩酌して英語の勉強に2時間を充てる。もともとそれほど飲まない方だったが、晩酌の心地よさは捨てがたい。ノンアルコールならそれが両立できるというわけだ。
 今年の夏はノンアルコールビールがますます活躍の場を広げそう。いつでもどこでも、世界中のおいしいお酒が飲めるドリンキング天国JAPANに花開いた、新しい酒文化になるのかもしれない。

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青空をイメージさせる仮設店舗で冷たいオールフリーをサービス

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夏野菜薬膳カレーにオールフリーが1本付いて650円。温泉卵、ソーセージ、豆などトッピングメニューも充実

2012年07月06日 14:35