ふたつと同じものがないバーボン メーカーズマーク

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 ボトルのトップを覆う真っ赤な封蝋が印象的な『メーカーズマーク』。バーボンはコーン、ライムギ、大麦麦芽を原料とするのが一般的だが、この酒はライ麦の代わりに冬小麦を使う。際立つ甘い香りとマイルドな口あたりは、そこに由来すると言う。こだわって丁寧につくった酒を瓶に詰めたら、一本、一本、手作業で封蝋して仕上げる。ふたつと同じものがないプレミアムバーボンの誕生である。

 『メーカーズマーク』の封蝋が見られると聞いて、アカデミーヒルズ(港区六本木)に駆け付けた。現在ではバーボンの封はほとんどがスクリューキャップである。手間暇かけて、手作業で封蝋するのはこの酒くらいのものだ。本来ならばアメリカのケンタッキーの蒸溜所に出向かなければ見られないところだが、今回、特別に実演して見せるという。
 「この赤い蝋(ワックス)でボトルのトップを覆いますが、今、この状態で200℃あります。少しでも肌に触れると火傷をしますから注意してください。エプロンをつけて、手袋をして、念のため目を保護するゴーグルをかけて作業します」と実演前に重装備の理由を説明。
 「瓶を逆さにしてネックのくびれたところよりも1僂らい上まで蝋につけます。すぐ引き上げて、瓶を捻るようにして蝋を切り、トンと勢いよく台に置きます。そうすると、ほら、3~4筋の蝋が流れて固まります」と慣れた手つきで実演してくれた。百聞は一見にしかず。ぜひ本ページ一番下の動画をご覧いただきたい。

 今年はバーボン人気に火が点いた。ミントジュレップやジンジャーエール割など、バーボンの華やか香りが活きる飲み方が広がった。ここ数年、ウイスキーの消費は好調が続いている。追い風に乗って2014年はバーボンイヤーになるのかもしれない。

手作業で仕上げるため1本ずつ封蝋が違う
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キャップを締めた瓶をしっかり握る
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ネックを赤い蝋のなかにしっかり入れる
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すぐに引き上げ垂れる蝋を切る
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蝋を切ったら瓶を立てて完成
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2013年12月21日 12:07