世界最大の日本酒イベント 第8回日本酒フェアが開催

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 全国45の都道府県から酒蔵が参集、都道府県ごとにブースを出店して、各地の日本酒をアピールする日本酒フェアが、6月21日にサンシャインシティ(池袋)で開催された。8回目となる今年は初の土曜日開催とあって、11時の開会と同時に日本酒愛好家が詰めかけ、早い時間から大変なにぎわいとなった。

写真:酒文化研究所の狩野卓也代表が講師をつとめた

 オーソドックスなカウンター越しで試飲するスタイルのブースから、試飲コーナーを立ち飲み酒場のようなスタイルにしたブースまで、バラエティ豊かに揃った今年の日本酒フェア。45都道府県のほかに長期熟成酒研究会や東京農大花酵母研究会など団体有志のブースもあり、一日ではとてもすべてを回りきれない。
 効率よくブースを巡るコツは、テーマを決めることにありそうだ。参加費だけでいくらでも試飲できるので、気の向くまま試しているとつい飲みすぎてしまいがち。会場で聞いてみると、三年連続で来場しているという男性は「今年は九州の酒にテーマを絞ってじっくりと試飲することにしました」と言い、30代の女性は「昨年は順番に試飲して回って酔っぱらってしまったので、今年はセミナーを聴講することにしました。日本酒をきちんと知りたいので」と言う。全国の酒蔵の自慢の酒を味わえる機会だから、たくさん試飲するだけでなく、じっくりと味わって日本酒への理解を深めたいものだ。
 なお、弊社が運営している「スローフードジャパン燗酒コンテスト」と「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」は今回もミニセミナーを開催した。どちらも毎回満席でお断りする方が出るほどの人気ぶり、燗酒セミナーでは出汁と燗酒を合わせて旨味の相乗効果を体験が大好評、ワイングラスでおいしい日本酒セミナーではイチゴをトッピングした日本酒の試飲に歓声があがった。これからももっとブラッシュアップしてさらに広めてまいります。

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ワイングラスでおいしい日本酒セミナーの受講者たち

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リーデル大吟醸グラスで試飲

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サンシャインシティの入口で案内

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チケットをチェックして会場へ

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サッカーW杯期間中だけあってサムライブルーで試飲

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全量検査の安全性をアピールする福島県

2014年06月30日 00:20