肉専用の酒が登場 サワーは『ジントニ』 ワインなら『カーニヴォ』

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 「『ビーフィーター』は日本で最も飲まれているジン。これをベースにしてつくるジントニックはとても肉と合います。『ビーフィーター』はもともと「Beef eater=牛肉を食べる人」という意味ですし、ジントニックは「ジンと肉」に聞こえるでしょう」なんて、吹き出しそうになる語呂合わせから始まったプレゼンは、サントリーの焼肉や熟成肉レストランなど外食「肉」業態向けのドリンク提案です。

 それでもただジントニックをおすすめするのではなく、オリジナルのカクテル『ジントニ』を開発するのはさすが洋酒のスペシャリスト。『ビーフィーター(アルコール分47%)』を1ショット(30ml)に、半分にカットしたレモンを搾ってそのままジョッキに落とし、トニックウォーターを150ml注ぎ入れて、トップに胡椒をガリガリっと8~10挽。レモンとトニックウォーターのさっぱりした飲み口に、ジンのボタニカルな風味がふわりと漂います。あとからスパイシーな胡椒が追いかけてくるので、ジューシーな肉やがっつり系のホルモンでも口中がすっきり。ジンと肉とは語呂合わせだけではありませんでした。
 さらに「肉専用の黒ワインもご提案しています」と。『カーニヴォ(CARNIVOR)』は、カベルネ・ソーヴィニヨン種を主体にした果実味豊かでほんのり甘みのある赤ワイン。濃厚ですが渋くなく、日本人に好まれるタイプです。とても色が濃いので「肉専用の黒ワイン」という触れ込みです。小売店での実勢価格は2000円程度と、いま伸びているプレミアム価格帯にあたります。販売計画を大幅に上方修正したそうです。
 これからも肉は消費増が見込まれます。酒類も肉との相性の良さをうたった商品が増えていきそうです。

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肉専用サワー『ジントニ』。レモンをたっぷり搾ってトニックウォーター。最後に胡椒を振る

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肉専用の黒ワイン『カーニヴォ』はカベルネ・ソーヴィニヨン主体のカリフォルニア産

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「お肉に肉専用ワイン『カーニヴォ』! 同じく肉専用サワー『ジントニ』!」と横江博和さん(左:サントリーワインインターナショナル株式会社)と阿部哲さん(右:サントリー酒類株式会社)

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『ジントニ』&『カーニヴォ』のショーカードもユニーク

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料飲店のスタッフも気合十分

ホルモン在市(ざいち)芝大門(東京都港区芝大門1-2-8)
TEL 03-3431-5233
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2015年09月16日 22:51