日本最大規模のモルトウイスキー試飲会が開催

　「モダン・モルトウイスキー・マーケット2008」（主催：三陽物産株式会社）が、9月に盛大に開催された。主催者を代表して鳥井親一社長は昨今のモルトウイスキー市場を説明、ウイスキー市場全体の活性化につなげたいと抱負を述べた。

　それによると日本のモルトウイスキー市場は、毎年1割ずつ着実に成長し、5年間で1.5倍になった。まだウイスキー全体の4.3％を構成するに過ぎないが、需要は大都市部に集中しており、存在感は格段に大きい。レアな商品を求める傾向が強まる一方で、マッカランのように愛飲層が顕著に拡大しているブランドも登場、国産のモルトウイスキーには小容量商品も登場し、いっそうの成長が期待されるという。
　サントリー、ニッカ、キリンウイスキー、ベンチャーウイスキーなど日本のメーカーと、有力なインポーターが一堂に会して試飲・商談する催しは迫力満点。各社とも秘蔵のモルトを持参しており、たとえばサントリー山崎のブースでは、山崎に使われている数種類のモルト原酒を試飲でき来場者は満足げであった。

主催者代表の鳥井親一社長（左）と出展した蒸溜所・インポーターたち

有料にもかかわらず満席のマッカラン蒸溜所のセミナー