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ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店
外国人の多い上海ではワインがよく飲まれる。たとえばファッショナブルな店が集まる新天地を歩けば、オープンテラスでワイングラスを傾けているテーブルをそこかしこに見ることができる。中国人のワイン愛好家も富裕層を中心に増えていて、ちょっとしたレストランには必ずワインがオンメニューされている。
店(レストラン)によるけれどワインはボトルで4000円、グラスで800円くらいからと、日本で飲むのとほとんど変わらない。国際商品のワインの場合、原価はどこの国でも同じようなものだからだろうし、外国人と富裕層が顧客なのだから安くする必要はないということでもあろう。
スペイン料理の人気店「エル・ウィリー」に行く途中で偶然見つけたのが、ワインの専門店「イン・ヴィノ・ヴェリタス」。ホテルの一階にあるこの店は円柱型の陳列棚にワインがびっしり並んでいた。中に入って驚いたのはほとんどのワインがボルドーだったこと。ブルゴーニュは1本もなく、イタリアとオーストラリアのワインが数本あっただけ。店員は「私どもはボルドーの専門店です」と自慢気だった。試飲できるかと聞くと、数は限られるがグラス売り(ボトルで3500円のワインをグラス800円で提供)していると言うので1杯試してみる。値段相応のおいしさで納得であった。
この日、エル・ウィリーで食事しようと思ったのは、店にトーレスのショップができたと聞いたからだ。ワインメーカーがレストランに店を出すというのは日本では珍しい。ショップは店に入るとすぐに左手の一画にあり、半地下という感じで数段階段を下りる。ワインはレストランでの提供価格で値段が表示されていて、好みのものを購入してそのままレストランに持ち込める仕掛け。持ち帰るならば3割引だそうだから、差額は持ち込み料と言うことか。イカ墨のジューシーパエリア、生ハムとポルチーニのピザ、トリュフ入りサンドイッチ、ラビオリなどイタリアとスペインのミックスのような料理を、アルバリーニョ(スペインの白ワインのぶどう品種)のワインで堪能して3人で1万円強。日本語のメニューもあった。
かしこまったレストランやショップだけでなく、市内に数店舗ある「ラス・タパス」のようなカジュアルなワインバーもある。スペイン語で小皿のおつまみという意味のこの店は、サンダル履きに短パンで食事する外国人や、数人で連れ立ってくる中国人で賑わっていた。少量ずつ出されるカタツムリのガーリック焼、ガリシア風タコ、オイルサーディンなどは手頃で、こういう庶民的なおつまみでワインで酔っ払うまで飲むのがいいなあと、あらためて思ったのだった。
(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)
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