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ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店
「おおっ 焼酎とお湯が別々に出てきた! しかも徳利でだ」。
このサービスはとても合理的なのだけれど、日本でも普通の居酒屋ではあまり見かけない。
焼酎をお湯割りにするときは、私はアルコールや味の濃さと温度を加減しながら飲みたい。その日の体調、一緒に食べる料理、それまでに飲んでいる酒の量などを、もろもろ考えて「これが今のベスト」というところに落ち着かせたいのである。「お湯を注いで後から焼酎を加え、かき回さずに自然に親和するのを待つのがうまい」と通ぶるつもりは毛頭ないが、お湯と焼酎を別々に出してもらえば、それも容易にできる。
上海でも焼酎が飲まれるようになったと聞いて、一度、専門の店をのぞいてみたいと思っていた。ところが店の移り変わりの激しい上海のことだから、日本でチェックした店が閉店してしまっていたり、焼酎の店からチェンジしていたり、なかなか「これは」と思う店に出会えなかった。
「焼酎くら田々」は、上海に来てから日本人向けのフリーペーパーで偶然見つけたのだったが、どこに出してもおかしくない焼酎酒場であった。壁には「本格焼酎は血栓を溶かす」という研究で知られる須見洋行先生のボードまである。カウンターのそばのコルクボードには日本から挨拶に訪れた焼酎メーカーのトップたちの名刺がずらり。その数は30枚では足りないほど。
正直、焼酎は海外での普及は清酒よりも難しいと思う。清酒は競合する地元の酒が少ないけれど、焼酎のような無色透明の蒸溜酒は、白酒、ウオッカ、ラム等々、どこにでもあるからだ。飲み較べればオリジナリティは豊かだが、地元の酒と正面からぶつかるので手を伸ばす機会をつくりにくい。だからチャンスは日本人とともに拡げること。つまり在外日本人が飲み、現地の人にもつき合わせて、じっくりと愛好家を増やすやり方である。近い将来、いやすでに、上海が最も焼酎が飲まれる外国都市になっているのかもしれない。なにせ上海は世界で一番たくさんの日本人が住む異国の都市なのだから。
(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)
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