「澤乃井」酒蔵見学ツアーを開催

050121_1.jpg 酒文化の会ではクラブツーリズム株式会社が主催する「酒肴の会」との共同企画として、昨秋、3つの催しを実施しました。弊社スタッフが講師を務めたセミナー「知ってる?焼酎のこと」(講師:狩野卓也)と「日本酒をもっと美味しく〜日本酒と肴の相性〜」(講師:山田聡昭)、そして小澤酒造(東京都青梅市:澤乃井)への見学ツアーです。

(写真:澤乃井直営のままごとやで豆腐料理とお酒を楽しむ)

 セミナーでは焼酎や日本酒の基礎知識の説明と、複数の試飲(日本酒は料理との相性体験)をおこないました。開催が平日の昼間ということもあって、20名ほどの参加者の6割強が女性、男性の多くは60代でした。一般の方では、ふだん意識を集中して複数のお酒を飲み比べる機会は多くありません。心地よい緊張感があったと、両セミナーとも大変好評でした。
 また、小澤酒造様の見学は11月末に、紅葉が真っ盛りの青梅渓谷への旅となりました。新宿からバスで青梅に向かい、同社が運営する簪美術館を見学、多摩の清流に面したままごと屋で豆腐料理の昼食、そして午後に蔵見学という行程です。関東近郊から18名が集まりました。
 参加者は、江戸・明治・大正期の簪コレクションを興味深そうに眺め、趣のある会場での昼食を銘酒「澤乃井」とともに美味しくいただきご満悦。ほろ酔い気分での蔵見学では、田中充郎杜氏に直々に特別な見学コースをご案内いただきました。途中、「杜氏の流派は」「仕込み水の性格は酒にどのように現れるのか」「何をどこまで自動化するのがいいと考えているか」など、次々に質問が飛び出し、参加者の酒づくりへの関心の高さが伺えました。
 今後もこうした機会を作ってまいります。ぜひ、ご参加ください。

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発酵タンクを覗き込む参加者
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澤乃井では木桶での仕込みにチャレンジするという
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ずらりと並んだ古酒に驚く
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仕込み水を味わう

2005年01月21日 18:00