18年ぶりに日本で開催されたこの大会。前回は田崎真也氏が優勝し「ソムリエ」の名前を世に広め、ワインブームを牽引したのでした。今回も各国で予選を勝ち抜いた代表58名が熱い戦いが繰り広げられました。
写真:優勝したのはスイス代表のパオロ・バッソ氏
優勝したのはスイス代表のパオロ・バッソ氏です。昨年のチリ大会では準優勝。今回見事リベンジを果たしました。受賞の瞬間、喜びを爆発させたバッソ氏でしたが、インタビューでは歴代の優勝者の名前が刻まれた記念ボトルをしっかりと抱えて「これまで応援してくれた人、支えてくらた家族にほんとうに感謝しています」と挨拶。
日本代表として出場した森覚氏(ホテルニューオータニ『トゥールダルジャン東京』)は、ざんねんながら予選で敗退してしまいましたが、心から拍手を送りたいと思います。競技の終了後にブラインドテストの答え合わせと解説がありましたが、実力だけでなく運がなければ絶対勝てないような超難問ばかり。これが力のあるソムリエが大勢いて、紙一重の差でしのぎを削っていることの証です。
優勝者が発表され喜びを爆発させたバッソ氏
決勝が始まる直前に3名の進出者が発表された
幕が上がるとステージには模擬レストランが登場。客は歴代の優勝者ばかり
接客テスト。直前に見せられたメニューに合わせたワインをおすすめする
壇上でひとりワインをテイスティング。言葉が次々に溢れどんなワインか絞り込んでいく
表情や手元の細かな動きも大きなスクリーンに映し出された
審査が終わるたびにスタンディングオーベイション
予選のブラインドテストの答え合わせ。サントリー山崎の名前も見える。最優秀ソムリエは世界中の酒の基本は知っていろよということ