7月25日に日本酒造組合中央会(東京都港区)でスローフードジャパン燗酒コンテスト2014が開催された。6回目となる今回は207社から477点の商品が出品され、最高においしい燗酒の栄冠を勝ち取るべくしのぎを削った。
審査はすべてブラインドでおこなわれ、酒造技術者や酒類の流通や料飲店の関係者などからなる20名の審査員は、途中休憩をはさみながら一定のペースでテイスティング、ひとつひとつを評点し評価ポイントを書き込んでいく。ひととおり審査が終わったのは16時。10時過ぎにスタートしてから、6時間近くを要した。
その結果、最高金賞(上位5%)に27点が選ばれた。
(1)審査準備
・出品酒はマスキングし、3部門それぞれ1台の燗銅壺を専用で使用
・審査温度まで湯煎し、審査番号の入ったきき猪口に注ぎ入れて審査テーブルへ
・きき猪口は審査酒が変わる度に洗浄し、拭きあげて新しい審査に使用
(2)審査
・審査室からは準備室が見えないように区切り、ブラインドテストを徹底
・審査中の温度変化を最小限にするために3〜4点ずつ審査
(3)審査員
・酒造技術者をチームリーダーに、清酒の販売や出版などに関わる専門家20名が審査
・審査は5段階で評価し平均値で入賞酒を選定した