7月26日に都内で全国燗酒コンテスト2017が開催された。9回目となる今回は253社から779点の商品が出品され、過去最高を更新、世界最大かつ唯一の燗酒専門のコンテストとなった。
審査はすべてブラインドでおこなわれ、酒造技術者や酒類の流通や料飲店の関係者などからなる30名の審査員は、途中休憩をはさみながら一定のペースでテイスティング、ひとつひとつを評点し評価ポイントを書き込んでいく。ひととおり審査が終わったのは17時。10時過ぎにスタートしてから、6時間近くを要した。
その結果、最高金賞38点(上位5%)・金賞190点(上位30%)の計228点が選ばれた。
●お値打ちぬる燗(40℃〜45℃)部門(対象:720ml 1100円税別以下)
●お値打ち熱燗(50℃〜55℃)部門(対象:720ml 1100円税別以下)
●プレミアム燗酒部門(40℃〜45℃)(720ml 1100円税別超)
●特殊ぬる燗部門(40℃〜45℃)(にごり酒・樽酒・古酒など)
審査酒はすべてマスキング
審査酒はすべてマスキング
3台の燗銅壺を用い20人以上でオペレーション
審査番号を貼ったチロリで審査温度まで湯煎
猪口にも審査番号を付けて審査テーブルへ
審査室からは準備室が見えないように区切り、ブラインドテストを徹底。
審査中の温度変化を最小限にするために3点ずつ審査
酒造技術者をチームリーダーに、清酒の販売や出版などに関わる専門家30名が審査