そもそもは食中酒として発達〜焼酎の真価は割って飲むことにあり

本格焼酎Barや、和風ダイニングで本格焼酎の銘柄を幅広く取り揃えている店が、目立つようになってきました。1軒の店で100銘柄以上の焼酎を飲める店も都心の繁華街ではめずらしくありません。しかし、昨日の店でもそうでしたが飲み方を見ていると、不思議だなと思うことがあります。
高級な焼酎、有名で手に入りにくい焼酎を飲むときにほとんどの人がロックで飲んでいるのです。飲んでいる姿は、まさに食後にコニャックやスコッチを一杯飲むという世界です。
欧米文化を好み、本格焼酎を蒸留酒だとこだわる人は、そのような飲み方が正統的だと考えているようですが、そもそもは食中酒として発達したお酒です。水やお湯で割って身体が受け入れやすい度数にして飲むことの方が適切なのではないでしょうか。
それに本格焼酎は25度が中心です。ロックで飲むと氷が溶けだしてすぐに20度くらいの強さになります。このあたりの度数では、ちびちび飲むには物足りず「グイッ」と飲むには強すぎます。
肴と一緒においしく焼酎を飲むときには、雰囲気や器に気を配ることもさておき、まずはおいしい水を選ぶことにこだわりませんか。お湯にせよ水にせよ、私は焼酎は割って飲むことこそ本道だと考えています。

2004年12月17日掲載