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上海でメキシコ気分
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ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店
ニューウェーブ四川料理の人気店と聞いていたが、さすがに外観も内装もモダンである。入口のドアから店内まででガラス張りの長い廊下を進めば、別世界への入口に向かうようでワクワク気分が満ちてくる。京劇で使うような面が描かれた自動ドアが両側に開き、顔がズズンと二つに割れる。ドラマチックな演出は、東京の最先端の店と言われても納得しそう。
酒のメニューの充実ぶりにも目を見張った。ワインは特筆ものでドリンクメニューの頭から数ページはワインリスト。次になぜかシガー(葉巻)があって、黄酒(紹興酒などの中国伝統の醸造酒)に続く。「中国烈酒」と紹介されていたのは白酒(中国の焼酎)で11種類。それと横並びで干邑(コニャック)、威士忌(ウイスキー)があり、品数は白酒より多い。さらに金酒(ジン)、伏特加(ウォッカ)、金巴利(カンパリ)などのスピリッツ・リキュールまである。
日本にはこれだけ酒を充実させた中華料理店はまずない。中華料理店はわりと酒が貧弱で、ビールと紹興酒のほかには、清酒、焼酎、チューハイがせいぜい2〜3種類だ。中国の中華レストランだから、日本の和食店に置き換えて考えてみて、思い当たったのは東京・赤坂の「スーパーダイニング・ZIPANGU(ジパング)」。なだ万が経営するこの店は酒が充実したモダン和食店で、ここ「
江南」に通じるところがある。
料理もモダンで味もなかなか。レタスで肉と野菜の餡を手巻きで食べるものは、辛くてうまくて、レタスの食感がいいアクセントになっていた。痺れるような辛さの麻婆豆腐は食欲を刺激し、ビールがどんどん進む。濃厚なゴマのソースがかかった蒸し鶏も、滋味豊かなアヒルのスープも満足の逸品。ガイドの陳さんは「マイルドな四川料理ですね。外国人にも人気です」と言うが、こんな新しいスタイルの中華が世界各国に広がるのかもしれない。
(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)
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