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ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店
上海のクリスマスも日本に負けず劣らずの盛り上がりである。グランドゲートウェイ・ショッピングセンターにはスワロフスキーの巨大なツリーが立ち、街のそこかしこでクリスマスのデコレーションを目にする。長く上海に暮らす知人によると、この4〜5年間に老舗の中華料理店にもクリスマスの飾り付けをするところが出てきたのだとか。 それまでは欧米人向けの店くらいで、中国人向けの店ではほとんど騒がなかったそうだ。意外だったのはサンタクロースの名前が知られていないこと。ガイドの陳さんは「あのお爺さんはサンタクロースと言うのですか。中国の人は知りませんよ。『クリスマスのお爺さん』と呼んでいます」と言うのであった。
クリスマス、新年、春節と賑やかな行事が多い冬の上海で、今もっとも話題のスポットが、森ビルが開発した上海環球金融中心(ワールドファイナンシャルセンター)だ。08年秋にオープンしたこのビルは地上101階、高さ492mで、上海のシンボルとなっているテレビ塔をも上回る。その93階にレストラン&バー「100 CENTURY AVENUE」があると聞いてさっそく訪ねてみた。
レストランまで一気にエレベーターで上がる。超高級ホテル「パークハイアット」のレストランというわりにカジュアルな雰囲気で、上着なしでも違和感はなくひと安心。あまり考えずに普段着で出かけてしまい、エレベーターのなかでドレスコードは大丈夫かなと心配になっていたのだ。
金曜日の午後6時過ぎで予約なしだったが、ラッキーなことに少し待てば入れるとのこと。ウエイティングバーでジントニックをすすりつつ夜景に見とれる。グランドハイアットが入る金茂大厦ビルやテレビ塔を見下ろす。あまりの高さに、外灘のクラシックな建築群は手の平に乗るほどに見え、上昇中の飛行機からの景色に近い感じだ。
30分ほどしてテーブルに案内された。客席から厨房が見えるスタイルで、中華、西洋、和食が揃い、4〜5人の職人が控える鮨カウンターまであった。ベーコンサラダ、鯛の香草焼、ビーフのカルパッチョ、チキンのソテー、小龍包などを頼んで、飲み物はソービオニヨンブランをとる。フレッシュな香りでキリリとした酸味がおいしいワインだ。ドリンクメニューには清酒もあって、お気に入りの金沢の地酒「福正宗」が入っていたのはうれしかった。さすがに料理はおいしく、ウエイターたちのサービスもしっかりしている。たまには贅沢もいいよねと言い訳しながら過ごす優雅なひと時であった。
「そろそろ帰ろうか」と席を立つと、陳さんが「バーは見なくていいのですか?」と言う。「えっ、他にバーもあるの?」。「ひとつ上の階にバーがあるはずです。聞いてみますね」。
レストランのなかに地上から来るのとは別のエレベーターがあり、1階上がるとウエスタンスタイルとチャイニーズスタイルの2つのバーがあった。両方覘くと、ウエスタンはジャズバンドが入りわいわい騒ぐのもOKという感じで、チャイニーズはペアソファーでまったりと寛ぐスタイル。ウエスタンを選んでウイスキーソーダをオーダー。オーソドックスなジャズナンバーを聴きつつ心地よく酔う。バーはカクテルが1杯70〜80元(1000〜1500円)と値段も手頃。展望台に上がるだけで150元かかるから、かなりお得なのではないだろうか。
(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)
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