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観光資源としての酒文化 下
−まだまだ、もっと酒に近づける−
今回は酒づくり体験イベントにスポットを当てます。近年、酒造工場では見学者の受け入れ態勢の整備が進みました。メーカーは見学を、消費者と直接交流するチャンスと捉え、さまざまなイベントを企画しています。ウイスキー・ビール・清酒・ワインの主要五社の取り組みをご紹介します。 |
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観光資源としての酒文化 上
−人を招くことで輝きが増す−
スコッチウイスキーの蒸溜所は世界中から人が集まる観光名所になっています。ボルドーのワイナリーもそうです。日本でも博物館やレストランを併設したり、工場見学を積極的に受け入れたり
して、観光拠点になっている酒造工場は少なくありません。
今回は酒文化を観光資源として見た時、どのような広がりや新しい接点があるのかを考えます。 |
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南国土佐に「酒の国」あり
酒がなみなみと注がれた大盃を一気に飲み干すどろめ祭。隠し持った箸の数を当てあい、負けたら盃を空ける箸拳(はしけん)。祭りのあいだは見ず知らずのお客にも酔いつぶれるまで酒を振る舞う一条大祭。どれも高知の酒文化である。
このお酒大好きの地に誕生した「酒の国」をレポート |
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大信州(長野)
「長野の酒」からはずれをなくす
−原産地呼称管理制度を聞く− |
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初孫(山形)
機械と手作りを融合させた新工場
−生酛にこだわる酒造り− |
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阿蘇の名水生まれの酒
熊本は水がよいことで知られる。環境省「名水百選」で、ひとつの県から最多の四カ所も選ばれているのはそれを示す一端だ。世界最大級のカルデラ火山「阿蘇」の懐で磨かれた伏流水は、人口60万の熊本市の水をすべてまかうほど豊か。
今回は名水の地「熊本の酒」を作家の光岡明氏と訪ねる。 |
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若鶴(富山)
濃醇な無濾過生原酒でおいしさを追求
−県外向けブランド「苗加屋(のうかや)」の挑戦− |
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奥越前(福井) 名水と酒米の里の
−国土・農・酒づくりのハーモニーを聴く−
福井県北東部。霊峰白山をのぞみ良質な水が豊かなこの地域を、地元の人々は奥越とよび、全国に向けては奥越前と称する。奥越前は米の名産地として知られる。産する米は主としてコシヒカリと五百万石。これらの条件は日本酒を造るものとしても恵まれたものだ。
今回は、この地を代表する酒「一本義」と「花垣」の蔵元を訪ね、奥越前の酒文化を堪能いただく。 |
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自分のワインを造りたい
−各地で生まれるドメーヌ型ワイナリー
−ドメーヌ型ワイナリー設立の事例から−
近年、ぶどう畑を併設した本格的なワイナリーの創業が目立っている。酒造免許の取得が困難であること、国内の酒類の消費が飽和していること、流通の規制緩和などで価格競争が激しさを増していることなど、酒造業の創業は容易ではない。にもかかわらずワイナリーが相次いで誕生するのはなぜか。本稿は特に個人による創業に焦点を合わせ、その背景と可能性を考える。 |
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美の川(新潟)
新潟酒の個性派
−コクや旨みを求める酒造り− |
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