二次会はお好き?

開花宣言が待ち遠しいこの頃は、謝恩会や送別会の季節でもある。職場や趣味の仲間と飲んで騒ぐ会はたまにはいいものだし、思わぬ出会いや発見があっておもしろい。
それで、私の場合、たいてい「次に行くぞ〜」となるのだが、どうも最近は二次会がイマイチ盛り上がらないという声を聞く。一次会の流れで、ほとんど全員が残って二次会突入というのがなくなって、気の合う者だけでバラバラに二次会に行ったり、早々に切り上げて帰ったりするらしい。
インターネットでアンケートをとってみると、たしかに「二次会が好き」という回答は半分しかない。好きという方は、「一次会は堅苦しい。二次会が本番」とか「みんな酔っ払ってテンションが高くて楽しい」「好きな人の隣に座れる」などの声が聞かれた。いずれも納得の意見である。反対に「嫌い」という方からは、「楽しい時とそうでない時の差が激しい」「酒の席が低俗になる」「帰りが遅くなる」などの声。こちらも確かにそういうところはあると思う。
結局、一次会がつまらなかったらさっさと帰った方がいいということなのだ。だらだら飲むのは金と時間と体力の無駄遣い。酒を飲むから仲良くなるのではなくて、仲がよいから酒を飲むと一層深く知り合えるのである。そういう気持ちで飲むと、自分とその集団の距離がよくわかりもする。
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酒文化研究所調べ

2005年03月10日掲載