■酒文化の体験旅行

60代の方が買いたいと思っているものの第1位は「国内旅行」だという。第二位は薄型テレビで、海外旅行、家のリフォームと続く(日本経済新聞社シニア調査)。
会社をリタイヤすると時間はたっぷりできる。体はまだバリバリ動くから、経済的に少し余裕があれば、旅行に行きたいと思う気持ちはよくわかる。
そのとき選ばれるのは昔のような名所めぐりの物見遊山だけの旅行ではない。陶芸や写真のような趣味を組み込んだり、ゴルフや山歩きなどスポーツをしたりと、旅先で自分が何かに参加するコースが人気なのである。
そこでぜひお奨めしたいのが酒文化の体験旅行。まず、あなたが愛飲しているお酒のメーカーのホームページを見る。たいてい「学ぶ・知る」とか「工場見学」などのコーナーがある。そこには、酒づくり体験コース、特別なお酒の試飲イベント、ウイスキーのブレンドセミナー、ワインの収穫祭などが紹介されており、なかにはグループで独占できる企画や、人数がまとまれば最寄駅までの送迎してくれるものもある。清酒メーカーには、一年間で田植え・草取り・稲刈り・酒づくりを一通り体験させるコースを用意しているところもあって、こんな旅行を重ねていけば酒の話題にはこと欠かなくなる。
お酒とその文化を五感で感じる旅行もなかなかいいもの。ぜひお試しを。
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2004年05月06日掲載