最近、ふだんの酒の飲み方と健康意識について聞くアンケートを、五年ぶりに実施した。結果は、酒の健康イメージにも流行り廃りがあることがはっきりと数字に出ていて、「へぇ〜」という感じだった。
前回、調査をおこなったのは1999年。赤ワインのポリフェノールが動脈硬化を予防すると評判になり、大ブレイクした直後だ。この時、「健康にいいイメージの酒は?」という質問では、当然ながら赤ワインがトップ。その値は、なんと8割を超えていた。それにつられてか白ワインをあげる人も7割近くにのぼった。
ところがである。今回は、1位の座は赤ワインが守ったものの数値はかなりダウン。白ワインは15%と4分の1以下に落ちた。
ビールの落ち込みも大きい。ビールが健康にいいイメージがあるとした人は1割弱で、前回の半分以下である。
反対に伸びたのは、乙類焼酎(芋や麦などの焼酎)と日本酒。乙類焼酎も26%から44%、日本酒は34%から45%へと、どちらも大きく増えた。昨今の焼酎人気を考えると、焼酎の健康にいいイメージはこれからもっと伸びるだろう。
今回の調査は、前回と手法も対象も異なり、単純に比べられない。けれども、全体的な傾向としてはこのとおりととってよいだろう。酒のイメージは世につれて移ろうものなのである。
