ウイスキーはBADイメージ?

「健康に悪いイメージのお酒をあげてください?」と聞いたら、あなたはなんと答えるだろうか。先日おこなったアンケート調査では、第1位はウイスキー(47%)、2位がビール(33%)、3位がチューハイ類(24%)であった。
ウイスキーに健康イメージが薄いのは、酒そのもののせいではなく、飲む場やウイスキー好きの人のイメージから来るものだろう。ウイスキーには、タバコの煙が充満する薄暗いバーのカウンターで飲むイメージや、「人生短くて結構。自分の好きに生きるぜ」というような無頼のヘビードリンカーが愛好するイメージがある。
ウイスキーそのものは決して身体に悪い酒ではない。香りには気持ちをリラックスさせる効果があり、糖分とプリン体がなく痛風予防にはピッタリ。メラニン色素の沈着を防ぐ効果もあるというし、樽由来のポリフェノールもあって抗酸化効果が期待できる。
ビールが健康に悪いイメージが強いのは意外だった。太るイメージがあるせいだろうが、肥満を嫌う意識が高まってきているから、健康イメージを好転させるのは苦労しそうだ。
ただ、ビールでも麦100%ビールを「健康に悪い」とイメージする人はわずか6%しかいない。ビール全体で33%あったことを考えると、かなりの数字だと思う。天然素材だけのピュアさが、健康イメージに結びつくことの好例だろう。
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2004年07月09日掲載