女性の7割はカロリーオフの酒を選ぶ

「隠れ内臓肥満が危ない」とか、「サラリーマンの4割は生活習慣病の予備軍」とか、太り気味の中高年男性を脅かす見出しを目にしない日はない。先日の健康診断で、「少し体重を見ておいた方がいいですね。毎年、BMIが上がってきて、今回は24.4です。まだ、大丈夫ですけど、25を超えると生活習慣病が出ることが多いですから」と言われてから、いっそう気になるようになった。
春におこなった酒と健康のアンケート調査で、気にしている健康状態を聞いた。トップは肥満(57%)で、2番目が体脂肪(49%)、3番目がストレス(43%)、4番目が肌荒れ(36%)と続いた。上位二つはどちらもカロリー摂取に深く関係するところ。カロリーコントロールは国民的関心事といっていいだろう。
気になるが何も対処方法を講じないというのはよくある話。私も年々増える一方の体重を気にしつつも、これまで本気でダイエットしたことはない。せいぜい、カロリーオフの発泡酒を飲むようにしたくらいである。
他の人はどうなんだろうと、調査データを覗き込む。「カロリーの低い酒を選ぶようにしている」という人は、女性で70%、男性でも45%にのぼった。結構、「いる」ものである。まあ、そうでなければカロリーオフの発泡酒がこんなに売れるわけない。ただし、飲みすぎにはくれぐれもご注意を。たくさん飲めばカロリーオーバーは必至です。

2004年07月23日掲載