やっぱり急増 ギリシャのワイン

ようやくアテネオリンピックが開幕した。年明け早々から、選考レース、代表選手の発表、壮行イベント、支援企業によるさまざまなキャンペーンで、オリンピック熱はグングン上昇。私的には「いつまで待たせるんだ〜」って感じで今日を迎えた。
アジアとアフリカとヨーロッパの接点に位置するギリシアは、食事や酒も各地の影響を受けたり、影響を与えたりしている。メソポタミアやエジプトで生まれたワインやビールは、古くギリシアでヨーロッパ型に洗練されて各地に広がったのだし、ムサカやケバブのようなギリシャ料理は周辺の国々にも広く見られる。また、特産のオリーブオイルは大消費地のイタリアやスペインはもとより、世界中に広く輸出されている。
ワインも世界的なレベルのものを産する。ギリシャにはクシノマヴロ種という高級赤ワイン用のぶどうがあり、フランスやイタリアの銘醸地とワインと並ぶ評価を得るものもあるのだ。
今年は、日本でもギリシャワインが急増している。1月〜4月までの輸入量は前年の3.8倍。もともとの数量が小さいとはいえ、群を抜いて高い伸び率である。スーパーや酒量販店のワイン売場には、ギリシャワインをたくさん陳列しているところも見かける。この機会にヨーロッパ型のワインのルーツとされるギリシャワインを、一度試してみてはいかがだろうか。
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2004年08月13日掲載