酒粕に不老不死の効果?

日本酒が低迷していることは、あちこちで報じられているし、読者の実感としても「わかる」ところだろう。今や日本酒で乾杯する酒宴はまず見かけない。仲間と飲みに行っても、よほど日本酒好きのメンバーがいない限り注文しない。ふと思い立って日本酒を注文すると、徳利を持てないほど熱い燗がでてきたり、そこそこのクラスの店なのにとんでもない酒が出てきたりする。希に「飲んでみたいなあ」と思わせる酒が目にとまって値段を見ると、一杯で1000円を軽く超えていたりして、手が出ないなあと諦めるばかり。
だが、日本酒もちゃんと選べばとてもおいしいものに出会える。大切なのは店を選ぶこと。日本酒を、日光が当たったり、温度が高くなるところに平気で置いている店は、絶対にダメ。名前の売れた酒をグラス売りする店でも、酒のメニューが汚れていたら止めた方がいい。ちなみにこの手の店は料理も衛生面も勘定もいい加減だ。
それでも来週は日本酒を飲んでみて欲しい。10月1日は日本酒の日である。1本800円〜1200円クラスのワインほどの大きさの日本酒なら、間違いなくおいしい。
そうそう、日本酒の酒粕には「癌を予防したり、しわの発生を抑える成分」が見つかったそうだ。美容。健康面でもよさそう。癌も肌荒れも多くの方が気にしている疾病・症状のひとつ。酒粕や日本酒を摂って損はないと思う。
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2004年09月23日掲載