お酒のマニアと呼ばれる人でも、知らない銘柄にチャレンジすることが好きな人と、気に入ったものを継続して飲む人がいますが、この違いはどうして生まれるのでしょうか。かつては、ビールの銘柄はスイッチが起こりにくかったので、長くメーカー間のシェアが固定していました。しかし最近では、ビール類でも毎年大きな変動が起こり、あまりブランドロイヤリティが高いとは言えない状態です。まして全国に1500社以上の生産者がある日本酒の場合には、お気に入りの酒が見つかっても次回はまた違う銘柄を飲みたいという人が相当数います。
今回は酒類を問わないでご回答いただきましたが、全体の4分の３がやはり未体験の銘柄を飲むことを好むと回答されました。男女の違いはほとんどありません。年齢では40代で「好む」がもっとも低く68％にとどまり、飲酒頻度別にみると週一回未満が49％とやはり低くなっているという傾向がありました。
【マスターＴの感想】
お酒というのは不思議な嗜好品です。みんなおいしいお酒が飲みたいと口を揃えて言うのですが、実際にはお気に入りのおいしいお酒が見つかっても、次回にはまた違う酒を選ぶという傾向がすごく強いからです。これが煙草となると、同じ銘柄を吸い続ける人が多いのに、どこが違うのでしょうか。逆に考えれば浮気な飲み手が多いから、日本酒のメーカーが日本にたくさん存在しているとも言えます。しかし浮気なユーザー対策は造り手や売り手にとっては厄介な課題です。
【Yesの感想や意見】
色々とチャレンジするほうです。例えば、旅先での地酒とか、各地のお酒を扱う酒屋等でおいしいお酒を探すのが楽しいというところですが、これはうまいと思う酒は、継続して購入することもあります（ま〜ぶー：男性・30代）
同じものを飲むより、変わった味を試しおいしければ、友達にも進められる。結果として会話もはずむからです（ヤッチー：男性・30代）
ネーミングやパッケージに惹かれ、新しい銘柄にひかれてしまうあたしは気が多い。恋にも似ているかもしれない（たえ：女性・30代）
旬の果物を使ったカクテルは欠かさず飲みたいから（れい君ママ：女性・30代）
テレビＣＭでビール系飲料の新製品を見かけたら、とりあえず１度は試してみたくなる（黒猫夜叉：男性・40代）
男はどんなにうまい酒でも毎日飲んでいれば、他のものを試したくなるものです（ケンさん：男性・40代）
よほど気に入ったものは別として同じ銘柄を何回も飲むことはほとんどないです。ちなみに当店のワインのお客様はほとんどの方が毎回違う銘柄を買っていかれますが、焼酎の場合は固定派が多いです（リカーショップマン：男性・50代）
いろいろなお酒に遭遇したいです。そのほうが夢があって楽しいではないですか（中年のタモチャン：男性・60代以上）
【Noの感想や意見】
未経験のお酒は高いお酒が多い。旅行のお土産や百貨店で買ったり、何か特別な日に飲むくらい（ナムナム：男性・20代）
安心感です。未経験のでも同席している人が飲んでいれば試しに一口もらうことはあります（ダイちゃん：女性・20代）
友人の評価が良く、勧められたときにだけ初挑戦します（おいだしねこ：女性・30代）
タバコと一緒で飲みなれたものが一番美味しいというか、そう思うから選んでいる（ゆりきょん�供�男性・40代）
試したい気持ちもあるけど、失敗したと後悔するのはもっと嫌なので味のわかったものになってしまいます（ミーコママ：女性・40代）
知らないものには舌に合わないものもあります。気に入った酒を晩酌している時が一番幸せに思います（あきパパ：男性・50代）
名前を知っている銘柄をのみます。時に知らないものを飲んでも「これは」というものには、めったに出会えない。（キンコ：女性・50代）
好みに合わないお酒でも無理して飲まざるを得なくなるから（太田 誠：男性・60代以上）■
