酒のヘビーユーザーはカクテルも好む

酒類全般に消費量が減少している中で数少ない成長カテゴリーがリキュール、それもカクテル用の本格リキュールです。過去に何回かブーム到来と言われつつ結果としてはあまり定着しなかったこのジャンルですが、今回は家庭用(スーパーマーケット等)市場で好調に推移していることが特徴です。回答者が128人と少なめでしたが、全体で35%が月に1回以上は自分でカクテルをつくると答えています。性別では、男性が40%に対して女性は25%に過ぎませんでした。また傾向としては飲酒頻度が高い人ほどカクテルをつくることが多そうです(図表2〜4で※のついているものは母数が30名以下なので参考値扱い)。
【マスターTの感想】
今回はYESがどれくらいいるか想像もつきませんでした。35%というのは感覚的には高いと思います。コメントを見ていると、若い男性は「女性の友人や恋人が来るとつくる」「少し格好つけたい時に」などロマンチストな感じがするものが目立ちましたが、女性は「自分のために」「自宅での飲み会の時」など、自分の好みそのもので飲んでいるので、男女ではカクテルに対する想いはかなり異なりそうです。
【Yesの感想や意見】
女性が遊びにきた時に、好みを聞いてつくる。最近はブルーハワイかサイドカーです(リョウマ:男性・20代)
自宅に帰ると、カクテルの本を片手にお風呂上がりのひとときを楽しむのが日課です。私のお気に入りは、ライムと日本酒を混ぜる簡単なカクテル。疲れた体にキュッとしみて美味しいです(yuri ka26:女性・20代)
時間がある休日や珍しいお酒が飲みたくなったときに飲みます。適当にまぜるのでカクテルとはいえないかも。リキュールの小瓶を買うと「どうやってまぜるの?」「材料がない!」で、結局ソーダやジュースで割るだけということが多い(min:女性・20代)
自分でつくったカクテルが飲みたくなった時にスーパーでオレンジとかカシスのリキュール等を買ってきます。特にカシスオレンジが多いかな。友達との飲み会のときも必ず準備します(カラフルなクローバー:女性・20代)
ラムベースのカクテルを中心にほぼ毎日飲んでいます。XYZや寒い時のホットバタードラムも定番ですね(SK:女性・20代)
お気に入りはマンハッタンです。年下の彼女を自宅に呼んだときや少し大人の気分になりたいときにつくります(etudier:男性・30代)
いいちこのオレンジ割りです。結構さっぱりしておいしいです(ゴルゴ36:男性・30代)
うちの定番は『これが両角だ!文句あっかスペシャル』。主人が憂さ晴らししたい時につくります。以前はカラオケで怒りを静めていたらしいのですが、今では自宅でこれを飲み、すぐに寝てしまいます。ウォッカベースで、ゆず、すだち、かぼす等の柑橘系の食材を「馬鹿野郎っ」と叫びながら思い切り搾る。スカッとしますよ。味はスキッと爽やかです(保坂もみらっぱ:女性・30代)
平日の夜、独りで過ごす時、たまにスプモーニをつくります。食事にも合い、ジュースのような感覚で飲める。甘苦さが好き(そら:男性・40代)
チナールのコーラ割りをコンチナと名付けています。パワーが必要な時に効きます(もてて困る:男性・50代)
自宅で先ず一杯という感じで、ビアカクテルのレッドアイをつくります。単独では飲めないトマトジュースがこのカクテルにすれば飲めるので健康的によいと思っています(権兵衛:男性・50代)
週に一度くらいジンフィズをつくります。楽しいときは軽めに、滅入っているときは濃いめと気分で加減します(ジュゲムちゃん:男性・60代以上)
【Noの感想や意見】
以前に使おうと思ってシェイカーを買ったのですが、実際は缶ものを買うだけです。かっこよくつくることに憧れています(ごおてぃ:女性・30代)
娘と一緒に飲むときにカルーアミルクやカシスベースのカクテルをたまにつくります。若い人は甘いカクテル好みでご飯と一緒に飲んでいますが、私には理解できません(潤子:女性・40代)
最近はつくりませんが、梅酒にサイダーを入れるのが最高です(Small Boat:男性・50代)■

2007年05月実施