5分なら待てるが6割

 お酒を飲みにいって、一番困るのは、料理も酒もなかなか出てこないときだ。これが昼食ならば周りのテーブルの様子から店の状況はすぐにわかるのだが、居酒屋の場合には、状況がつかみづらい。個室に多勢で入っているときなどの特殊な状況を除いて、待てるのは5分が限界というのが私の尺度である。
 「お酒が出てくるまでに5分は待てますか」という設問に対して、60%の方がYESと答えた。逆にいえば、4割の人はそれ以前に強い不満を覚えるということになる。
 属性別にみると、飲酒頻度の高い人ほど待たされることを容認しない率が高い。ほとんど毎日飲むという人ではYESが55%になるが、週に1回未満では76%の人が待てるからだ。また、男女別でも女性のほうが待てる比率が68%と高く、総じてヘビードリンカーほど待たされることに対して厳しい考えを持っていることがうかがえる。
【マスターTの感想】
 初めての店や店内の様子が見えない店で5分以上待たされると不安になる。私は、とりあえず最初の酒さえ手早く出してくれれば、我慢できるのだが、お寄せいただいた意見の中には「肴も一緒に出せ」とか、「追加注文の酒ほど待たせずに出してほしい」とか、人により我慢できないポイントが違うのがおもしろい。また、乾杯の酒でバラバラの酒類を頼んだときは一緒に出してほしいという意見も目立つ。
 最初に乾杯で飲むことの多い生ビールについては「一番簡単に出せるのだから先に出せ」という意見と、「泡が消えないように最後に一斉に出してほしい」など、相反する意見もある。どちらもそれなりに説得力がある。
 酒飲みのこだわるポイントは多種多様だ。飲食店が客の満足度を高めるためには、店全体のルールを従業員に徹底すると同時に、その方式をお客様にもわかりやすく示すことが大切になってくる。
【Yesの感想や意見】
ビール、酎ハイ、焼酎などと別々のものを注文しても、最初の1杯目は一緒に出してくれるお店がいいです。1杯目が別々に来てしまうと、早くきた人は飲みにくい(さんちゃん:女性・20代)
忙しいのはわかりますが、追加注文のお客さんのところにばかり走っていって、新規で席に座った自分たちは後回し…ものすごく不愉快です(ゆりきち:女性・20代)
忙しい状況の中で「いらっしゃいませ」 「少々お待ち下さい」など心のこもった声掛けがあるか、ないかで、待たされても気分が違います(buffalo:男性・30代)
オーダーを取ってから、おしぼりで手を拭き一息ついたころ、すぐに飲み物が出てきたら感動します(あおおいりん:女性・30代)
5分位でビールが出てきて乾杯したのですが、おつまみが15分も出なかった。小鉢でいいから注文したお酒と一緒に出して(レオレオ:女性・40代)
「遅れる理由をちゃんと説明してくれる」「順番をとばさない」「グラスやビールがしっかり冷えている」ならば我慢できる(アポロ:男性・40代)
基本的に「順番」さえ間違われなければ、待ち時間が長くても不快感は感じません。こちらよりも後から来た客に先に出されれば不愉快だ(Tad:男性・50代)
【Noの感想や意見】
オーダーのとり方がスムーズだと気持ちいい。おしぼりを渡してそのままファーストドリンクのオーダーとればいい(あられもん:女性・20代)
宴会で全員がそろって勢いがついているときに待たされると、場の雰囲気が台無しになる。頼んだビールの半分だけ先に出てきたのだが、上司に渡したところ、後に来るのが遅く、上司のビールの泡が無くなった(ケビ:男性・20代)
2時間飲み放題の店で注文ごとに20分も待たされた経験があります。苦情を言うと、しぶしぶ時間を30分延長してくれましたが、損をした気分でした(マツニコ:男性・30代)
居酒屋に飲む気満々でいったのに、なかなか最初のドリンクオーダーを聞きにこない店はイラつく。おしぼりは後回しでいい(アニー:男性・30代)
本音で言えば、最初の1杯は3分で出てきて欲しいですね。3〜4人で行った時にお通しとキンキンに冷えた生ビールが3分で出てくれば感激!(くんちゃん:男性・50代)             ■

2009年09月実施