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■日本の清酒・焼酎・ワインが大集合!
この催しは世界最優秀ソムリエコンクール東京開催に合わせて実施
3月28日と29日に東京国際フォーラムで、世界最優秀ソムリエコンクールに合わせて開催されたこの催しに行ってきました。平日の昼間から、約二時間ずつ5回に分けての試飲パーティーです。テイスティング用のグラスはリーデル社の本格派、メーカーブースではこのグラスでワインや日本酒が試せます。
『甲州種』は日本固有のぶどう品種。EUでも品種表示が認められ、本格的に世界にデビューする 入口正面は日本ワインのゾーン。日本で栽培したぶどうを100%原料にして、日本でつくられたワインが集まっていました。登美の丘ワイナリーを所有するサントリーは、伝統の『登美』シリーズや『ジャパンプレミアム』シリーズを大々的にアピール。日本でも世界に伍するクオリティーのワインが次々に誕生し、世界市場に飛び出そうとしていますが、その核になる商品です。北海道、岩手、山形、栃木、山梨、長野、宮崎など各地のワイナリーのブースが並びます。
ワインを試飲してほろ酔い気分になったところで、現れたのはフードゾーンです。帝国、オークラ、エドモンド、プリンスなど日本を代表するシティホテルや、三國清三、小山裕久など著名な料理人のレストランが、フィンガーフードをワンコインで提供しています。お店で食べたらこのお値段では絶対いただけない、採算度外視の素材ばかり。「こんな催しは毎年やってほしい」という声が、あちこちの来場者から聞こえてくるのもわかります。
さらに進むと日本酒のブースが並んでいます。47都道府県から出店した酒蔵が、自慢のお酒をサービスしていました。さわやかなスパークリングSAKE、10年古酒、香り高い大吟醸だけでなく、ゆるーく飲めて食事がおいしい良品までより取り見取りです。
	あまり知られていないが各地に品質を追求する小規模なワイナリーが誕生している フードは和洋の名店が並ぶ。基本はワンディッシュ500円
秋田の『まんさくの花』。黄色の法被がチューリップみたいでした
京都の『月の桂』。口髭と蝶ネクタイは増田社長のトレードマーク
今回見逃してしまったあなた。酒文化研究所のイベント欄をこまめにチェックしてください。お値打ちの酒イベントがあちこちで開かれています。
お酒にまつわるイベント情報


■確かなワインを楽しむなら
 会場でおいしい日本の酒とフードを堪能して、もう少し飲みたかったらお勧めしたいのが次のお店です。
●一の屋・人形町バル
中央区人形町1-2-7 TEL03-6231-1616
>>WEBサイト
 人形町の交差点から2分ほど歩いたところにある「一の屋・人形町バル」。産直の素材にこだわった料理とリーズナブルなワインが楽しめる人気店です。一番安いグラスワインは450円。そのほか480円〜780円で世界各国のコストパフォーマンスの高いワインをグラスで試せます。せっかくだから日本のワインをとお考えなら『ジャパンプレミアム』シリーズがあります(ボトルで3800円)。
 おもしろいのは日本酒ベースのサングリア。「日本橋サングリア」は灘の『沢の鶴』に季節のフルーツをたっぷり加えたもの。日本酒の風味を残しながらフレッシュな味わいを楽しめます。
ワイン樽をイメージさせるエントランス 『ジャパンプレミアム・マスカットベーリーA』はサントリーの自信作

●Tasting Bar柴田屋酒店神田店
千代田区内神田2-13-2 TEL 03-5289-7377
>>WEBサイト
 神田駅から3分ほどの好立地。酒専門店にカウンターバーが併設されたスタイルで、ワインも日本酒もビールも、どれもお値打ち価格で楽しめます。3月下旬に訪ねたときは、春らしく桜の花びらが入った白ワインをおすすめしていました。やや甘口でアルコール度数も低め、たっぷり試飲してきた後なら、ホッとする口休めタイプでした。酒販店だけあって小売価格で販売されている店内の商品は、若干の持ち込み料を支払えば、その場で自由飲めます。数人で出かけるならお買い得。
 ビールは老舗の酒蔵『白雪』の小西酒造と共同で開発したオリジナルビール「春梅」がおいしかったです。梅と紫蘇を風味がさわやかなプレミアムビールです。
フルートグラスに桜のワインをゆっくり注ぎ入れる。手前はベルギーのランビック(酸味の強い野生酵母のビール)

● 角打ちワイン利三郎
墨田区押上1-31-6 TEL03-3611-8634
>>WEBサイト
目の前に東京スカイツリー  東京スカイツリーの足元、戦前の雰囲気を残したのどかな下町の風景の中に突然現れるのがこのワインバー。ワインも料理もどれも1点500円の均一価格です。しかも店のオーナーは日本ワインの普及に力を注ぐ著名なワインスクールの講師。そんなお店の選ぶワインにはずれがあろうはずもなく、料理も野菜たっぷりの手づくりピクルス、肉屋さんのパテなど、ワインに負けない充実ぶりです。
 立飲みだけなので予約できませんが、待ってでも入る価値のある店です。
住宅のなかにポツンと入り口が現れます
立ち飲みにして骨付き丸ごと生ハム
ワインもたっぷり。