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■やきとりキィー
大分カボスハイボール、神戸みなとハイボール、くしろ夕日ハイボールなど、全国各地にご当地のハイボールが誕生したが、北の都・札幌のご当地ハイボールは、ほんのりはちみつが香るスイーツハニーハイボール。さまざまな候補作の中から料飲店関係者200人の投票で選ばれたというだけあって、わずかに加えたはちみつが、ボディに厚みをつくるバランスの良い味わいだ。
このハイボールを提供しているのは創業50年の「やきとりキィー」。連日、満席の人気店に滑り込んだのは19時20分前、ラッキーなことにカウンター席が1席だけ空いていた。とりあえずスイーツハニーハイボールを注文、出てくるまでの間にメニューを見る。看板メニューの手羽先はオーダーが集中して、出るまでに1時間半かかると言われて泣く泣く諦める(トホホ)。もっとも、ひと皿が17〜18本あるというから一人では無理、この店には3〜4人で来るのがよさそう。他におすすめを聞いて、烏賊刺し、焼き鳥、しし唐焼き、自家製のおしんこを注文する。
スィーツハニーハイボールをひと口。「はちみつ? 甘いの?」と思うのは早合点、ドライなウイスキーハイボールの口当たりが柔らかくなり、後味にさっぱりした甘みが残る感じで、カシスやカルーアコーヒーなどのカクテルのようには甘くない。それに塩コショウして焼き上げたしし唐がよく合う。スパイシーなしし唐の辛さをスイーツはアニーハイボールがスッと洗い流し、ふわぁっと甘みがまとめてくれる。焼き鳥にもグッド。この店では肉と肉の間に挟むネギがタマネギで、その甘みと合ってこれまたおいしい。評判通り何を食べてもおいしかったが、手羽先を食べられなかったことが心残り。次回は飲み仲間を誘っていくことにしよう。

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やきとりキィー
札幌市中央区南一条西5−7 敷島南一条ビルB1F
011−251−4539
WEBサイト>>
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■開拓屋

続いて訪ねたのはすすきので20年も営業している「開拓屋」。北海道の開拓時代をイメージした、生ラム肉のジンギスカンや豚バラ肉を加えたもつ鍋などが売りのワイルドな店。こちらは一人でも、さくっと飲むにも入りやすい感じ。本当ならばジンギスカンにもつ鍋なのだろうけれど、これまた一人で鍋系は持て余す。そこで牛筋とモツ煮、北海道らしくポテトを注文して、スイーツハニーハイボールを飲みながら待つ。週末ということもあってお客さんがいっぱい、にぎやかにジンギスカンを焼いるのを見るとちょっとうらやましかった。
すると突然「お客さん、メガネ。忘れ物ですよ〜」と大きな声。店員さんが会計を済ませたお客さんを、叫びながら走って追いかけていく。どこまで追いかけて行ったのか、しばらくすると戻ってきて。ハアハアと息を切らせながら店員仲間に、「……まで追いかけて渡せました」と。こういうのは失礼ながら、いい酒の肴になった。
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開拓屋
札幌市中央区南二条西一丁目(狸小路1北裏)
050−5841−3746
WEBサイト>> |
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